男女協働キャリア支援部門の取り組み
働く人の視点に立った働き方改革の実現、柔軟に働ける環境づくりが求められる中、群馬大学医学部附属病院地域医療研究・教育センター男女協働キャリア支援部門では、医師の復職を支援する医師ワーク支援プログラムを提供し、臨床現場を離れた医師が、通常業務に復帰するまでの再教育支援、また、継続的な高度医療の知識・技術の習得を可能とするよう、各自の意向に沿った支援を行っています。
平成18年から、産後や育児休暇後などの女性医師に対して支援プログラムの運用が開始となって以降、令和4年度、医師49名の利用があり、男女を問わず全ての医師が利用できるプログラムとなっています。具体的な活動としては、プログラム利用者に対するアンケート調査や個別面談を通じて利用者の就業状況や専門医資格の取得希望等を確認し、常勤復帰に向け個別に情報提供を行っています。地域医療研究・教育センターと各診療科、部門間との連携を密にすることで、短時間勤務から常勤勤務への異動を円滑に進めることができたと考えています。
また、群馬県、群馬県医師会、令和2年度に発足した群馬大学ダイバーシティ推進センターとも連携し、学生や若手医師向けのライフ・ワーク・バランスやダイバーシティに関するWeb講演会やシンポジウムを企画・開催しています。
医師ワークライフ支援プログラムとは
出産・育児・介護等で臨床現場を離れた医師が、復帰後直ちに臨床医として通常業務に復帰するまでの再教育支援、及び現職の医師が離職をせずに高度医療の継続的な知識・技術の習得を可能とするよう、各自の意向に沿った支援をおこないます。
男女協働キャリア支援部門について
組織
平成22年度から医療人能力開発センターの下に、女性医師等教育・支援部門を新設しました。
平成28年度から男女協働キャリア支援部門に名称を変更しました。
平成30年4月には、群馬大学医学部附属病院の改革3本柱の一環として、医療人能力開発センターが地域医療研究・教育センターに生まれ変わりました。
役割は、以下にある業務を通じて、医師等の医療人の教育・研修を支援することです。
1. 男女協働に対する啓発活動に関すること。
2. 教職員の就労継続及び復職支援に関すること。
3. 医師ワークライフ支援プログラムに関すること。
4. 教職員の研修に係る業務の総括及び連絡調整に関すること。
5. 医学部学生のキャリア形成のサポートに関すること。
6. その他教育・支援に関すること。
活動
- 研 修
- 男女・医師・メディカルスタッフ問わず、すべての医療人を対象としたスキルアップのための研修活動をサポートしていきます。
- 教育再教育
- 地域医療研究・教育センタースキルラボ部門との連携によるシミュレータ教育プログラムやe-learningプログラム等の開発・支援教育プログラムの開発・支援を行っていきます。
- 支 援
- 医師・メディカルスタッフの復職支援や離職抑制のための現職への支援を行っていきます。
- その他
- ワーク・ライフ・バランス・男女共同参画・男女ともに働きやすい職場のための意識改革等の啓蒙活動
- ●2018.11.10
- WEBサイトをリニューアルしました。
- ●2018.05.24
- 新ニュースレター(NO.1)を発行しました。
- ●2017.08.21
- ニュースレター(No.51)を発行しました。
- ●2017.05.22
- ニュースレター(No.50)を発行しました。