群馬大学医学部附属病院医師ワークライフ支援プログラム
1 研修プログラムの名称
群馬大学医学部附属病院医師ワークライフ支援プログラム
2 研修プログラムの目的
出産・育児・介護等で臨床現場を離れた医師が、復帰後直ちに臨床医として通常業務に復帰するまでの再教育支援、及び現職の医師が離職をせずに高度医療の継続的な知識・技術の習得を可能とするよう、各自の意向に沿った支援をおこないます。
3 申込資格
(1)出産・育児・介護等で臨床現場から離れているが、再就職の希望を持つ者
(2)出産・育児・介護等その他の理由により、短時間の勤務または宿日直業務の免除を希望する者
(3)就業継続・復職意欲のある医師
4 申込受付及び提出書類(随時受付)
プログラムの申し込みについては、随時受付を行っております。申し込み希望者は、「医師ワークライフ支援プログラム申込書」をご用意していただき、地域医療研究・教育センター事務局にご提出ください。
※「医師ワークライフ支援プログラム申込書」は下のリンクからダウンロードできます。
※ ご提出いただいた書類については、返却しませんので予めご了承願います。(以下、同じ)
※ 個人情報に関しては、本選考・採用以外の目的には一切使用いたしません。(以下、同じ)
5 選考方法及び採用日
(1)選考方法
「医師ワークライフ支援プログラム申込書」を受理した後、地域医療研究・教育センター及び希望診療科にて面談を 行い、本プログラムへの参加に適しているかを判断させていただきます。本プログラムへの参加が可能であると判断された場合は地域医療研究・教育センター事務局において、正式な採用手続きを行います。
(2)採用日
本学の採用手続きに基づき、ご本人の意向を考慮して決定します。
※原則、採用日の1ヶ月前までに採用に必要な書類を提出していただきます。
(4月1日付採用の場合は、提出期限が2月初旬頃となりますのでご注意ください。)
※採用書類については、プログラム参加が可能であると判断された際にご連絡いたします。
※ご提出いただいた採用書類に不備や虚偽記載があった場合、採用を取りやめる場合があります。
6.処遇について
(1)職種
医員:基本領域の専門医を取得した医師又は歯科医師免許取得後5年目以降の歯科医師
医員(シニアレジデント):基本領域の専門医を取得する前の医師
(専門医を取得した年度では年度末まで)
(2)身分
特定医員:1日につき8時間、週4日32時間の勤務
パート教職員:1日につき7時間以下、週4時間以上30時間以下の勤務
(3)給与
職 種 | 身 分 | 日給又は時給 |
---|---|---|
・医員(基本領域の専門医を取得した医師又は歯科医師免許取得後5年目以降の歯科医師) | 特定医員 | 日給16,000円 |
パート教職員 | 時給 2,000円 | |
・医員(歯科医師免許取得後3,4年目の歯科医師) ・医員(シニアレジデント) 基本領域の専門医を取得する前の医師(専門医を取得した年度では年度末まで) |
特定医員 | 日給15,000円 |
パート教職員 | 時給 1,875円 |
(4)勤務時間 1週間の勤務日数、勤務時間及び勤務する曜日は、事前に申込者と受入診療科にて相談のうえ決定します。
(5)休暇等 年次有給休暇は群馬大学非常勤教職員就業規則に基づき付与します。
その他に特別休暇等があります。《詳しくはこちら》
(6)通勤手当 群馬大学非常勤教職員就業規則に基づき支給します。
※自動車等で通勤する場合で、平均1ヶ月あたりの通勤所要回数が10回に満たない場合は、半減されます。
(7)社会保険
健康保険・厚生年金 | 2ヶ月を超える雇用期間で、契約上の所定労働時間が週20時間以上の勤務の場合に加入していただきます。 ※上記以外は各自で健康保険・国民年金の加入が必要となります |
---|---|
雇用保険 | 1週間あたりの勤務時間数が20時間以上の場合に加入していただきます。 |
7 プログラム利用者に対する配慮
(1)プログラムを利用して再教育・研修を希望する方には、地域医療研究・教育センターと受入診療科で調整を行い、プログラム利用者毎の事情に対応した適切なプログラムを設定するとともに、群馬大学医学教育センターリカレント教育部門とも連携し、e-learningを含めた幅広い研修機会を提供します。
(2)院内保育所「ゆめのこ保育園」を併設しており、病児保育も行っています。
URL:https://mec.dept.showa.gunma-u.ac.jp/yumenoko/
・入園のお問い合わせ / 昭和地区事務部総務課労務管理係 TEL:027-220-7718
・病児保育のお問い合わせ / ゆめのこ保育園 TEL:027-220-8507
※ 病児保育は他の保育園利用者でも利用可能ですが、あらかじめ登録が必要となります。
8 医師ワークライフ支援プログラムに関するお問い合わせ先
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-15
群馬大学医学部附属病院 地域医療研究・教育センター(医師支援担当 矢内・羽鳥)
E-mail:windjoy@ml.gunma-u.ac.jp
URL:https://mec.dept.showa.gunma-u.ac.jp
Q&A
●出産・育児・介護等で臨床現場から離れているが、再就職の希望を持つ者
●出産・育児・介護等その他の理由により、短時間の勤務または宿日直業務の免除を希望する者
※本院以外の医療機関等の常勤職員が兼務することはできません。
※本院以外の医療機関等の非常勤職員として勤務する場合は、週あたりの労働時の合計が本院も含め40時間以内となるようにしてください。
申込受付は随時行っております。希望者は、「医師ワークライフ支援プログラム申込書」をご用意していただき、地域医療研究・教育センター事務局にご提出ください。
「医師ワークライフ支援プログラム申込書」を提出 > 地域医療研究・教育センターとの面談 > 審査 > 従事診療科との面談 > 審査 > 採用決定 > 採用書類の提出 > 勤務開始
地域医療研究・教育センターホームページ内の医師ワークライフ支援プログラムからダウンロードできます。
URL:https://mec.dept.showa.gunma-u.ac.jp/fdsp/ なお、ダウンロードができない方はセンター事務局にご連絡いただくか、直接センター事務局にお越しください。
雇用形態、経歴等により提出していただく書類が異なりますので、採用決定時にご説明いたします。なお、原則採用日の1ヶ月前までに採用書類を提出していただきます。(4月1日採用の場合、提出期限は2月初旬頃までとなります。) また、提出期限に間に合わなかった場合、採用日が遅れることがございますので、遅れる場合はその旨を必ずセンター事務局までご連絡ください。
採用日は毎月1日と16日で、本学の採用手続きに基づき、ご本人の意向を考慮して決定します。
下記のとおりです。(令和5年6月現在)
医員(基本領域の専門医を取得した医師又は歯科医師免許取得後5年目以降の歯科医師)
特定医員:日給 16,000円 パート:時給 2,000円
医員(シニアレジデント)基本領域の専門医を取得する前の医師(専門医を取得した年度では年度末まで)
医員(歯科医師免許取得後3、4年目の歯科医師)
特定医員:日給 15,000円 パート:時給 1,875円
※特定医員:1日につき8時間、週4日32時間勤務
※パート教職員:1日につき7時間以下、週4時間以上 30時間以内勤務
健康保険・厚生年金は、2ヶ月以上で、週20時間以上の勤務の場合に加入していただきます。また、雇用保険は1週間あたりの勤務時間数が週20時間以上の場合に加入していただきます。なお、加入条件に満たない方は各自で国民健康保険・国民年金の加入が必要となります。
採用日から年次有給休暇が付与されます。(1週間の勤務日数によって年次有給休暇の日数が異なります。)
また、年次有給休暇の他に特別休暇等(以下参照)がございます。1週間あたりの勤務日数によっては申請できない休暇等もございますので、事前にセンター事務局へご相談ください。
休暇等の種類
●産前休暇
6週間(多胎妊娠の場合にあっては14週間)以内に出産する予定である女性教職員が申し出た場合、出産日までの期間を取得することができます。
●産後休暇
出産日の翌日から原則8週間を経過する日までの期間は産後休暇となります。
●育児休業
3歳に満たない子の養育を必要とする場合、育児休業(3歳に達する日まで)を取得することができます。
※1週間の所定労働日数が2日以下の者は申請することができません。
●育児時間
小学校就学の始期に達するまでの子を養育するための育児時間(1日につき2時間以下)を取得することができます。
※1週間の所定労働日数が2日以下の者は申請をすることができません。
●看護休暇
小学校就学の終期に達するまでの子の看護(予防接種、健康診断を含む)が必要な場合、子の看護休暇を取得することができます。
●介護休暇・介護休業
要介護状態の家族の介護のために、介護休暇、介護部分休業を取得することができます。
※詳細はお問い合わせください。
群馬大学非常勤教職員就業規則に基づき支給します。ただし、自動車等で通勤する場合で、平均1ヶ月あたりの通勤所要回数が10回に満たない場合は、半減されます。
変更が決定次第、センター事務局までご連絡ください。変更には手続きが必要となり、手続きをしてから許可になるまでお時間がかかりますので、早めにご連絡をお願いします。
雇用期間は1年ごとの更新です(4月1日~3月31日)。年度途中採用でも3月31日で任期満了になります。なお、2月頃に次年度更新調査及び面談を行います。
終了(退職)する場合、終了(退職)日の1ヶ月前までに従事診療科及びセンター事務局に申し出てください。その後、手続きを行います。
採用後の諸手続き(名札・職員証の申請・電子 カルテ使用申請・入構許可申請等)は各診療科の担当秘書にお願いしてください。
出勤簿は原則、出勤日に必ず押印していただきます。各診療科の秘書が管理していますのでご確認ください。
勤務は各診療科ですが、地域医療研究・教育センター所属となります。提出書類等に所属を記入する際は、間違えずにご記入ください。
医師ワークライフ支援プログラム利用者は地域医療研究・教育センター所属になりますので、センター事務局で提出状況を把握する必要があります。センター事務局で取りまとめて担当部門に提出するようにしていますので、必ずセンター事務局までご提出ください。
医師ワークライフ支援プログラムを利用しています
現在は第2子を出産し、2回目の育児休業を取得し、産後5ヶ月より時短勤務で職務復帰をしています。外来や透析業務が主体ですが、週1回手術にも関わらせていただいています。当科は男性医師もパパ育休を取得するなど、ファミリーフレンドリーな雰囲気があり、同僚の先生方の理解と協力に日々感謝をしながら、研鑽を積んでいきたいと考えています。
産後1年で職場復帰し、子どもは保育園に通い始めました。時短勤務という限られた時間の中での仕事は思っていた以上に大変ですが、支援プログラムを利用させていただいたことで、子どもとの時間を持つことができ、仕事と育児、家事の両立ができています。保育園に通い始め、風邪を引くことも多いですが、そんな中でも仕事を続けられるのは、医局の先生方、夫、両親など周りのサポートのおかげです。今後も感謝の気持ちを持って、仕事に励みたいと思っております。
2人目の育休後に当制度を利用して復職しております。仕事と育児の両立は生易しいものではなく、両立どころか共倒れしそうな中、手探りで進んでいる状態です。そんな中、働き方をこまめに柔軟に変えられるのは非常にありがたいと感じます。継続は力なりと信じて、育児が大変な間は細くでも、長く仕事を続けていければと思います。